マルク・マルケス、右腕の手術を報告。ホンダサンクスデーでは走行を見合わせ、セパン公式テストに向けて回復へ/MotoGP

 11月30日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているマルク・マルケスは、コンパートメント症候群(腕上がり)を改善するために右腕の手術を受けたことを自身のSNSで報告した。

 マルケスは、最終戦バレンシアGPでは11年間をともにしたホンダでの最後のレースを終えた。スプリントでは3位を獲得してレプソル・ホンダ・チームに最高のプレゼントを贈ったが、決勝では接触による転倒で無念のリタイアとなってしまった。

 そんなマルケスは、11月28日に同地で行われたバレンシア公式テストに2024年シーズンから参戦するグレシーニ・レーシングMotoGPより参加。そこで初めてドゥカティ デスモセディチGPをライドする姿を披露した。そのテストでは初ライドながらもすぐにマシンに順応させ、セッション中は49周をこなして総合4番手で終えた。

ドゥカティ デスモセディチGPを駆るマルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)/2024MotoGPバレンシア公式テスト

 2023年シーズンの活動を終えたマルケスは、11月30日の朝に右腕の手術を受けたことを自身のSNSで報告した。シーズン後半から悩まされていたコンパートメント症候群(腕上がり)を改善するために、手術を受けたとのこと。

 そのことを受け、12月3日に栃木県のモビリティリゾートもてぎにて開催されたホンダレーシングサンクスデー2023に参加したマルケスは、走行を見合わせていた。しかし、ピットウォークやパドックではサインに快く応じる姿も見られた。

 2024年シーズンのMotoGPにおける走り始めは、年明けの2月6~8日にセパン・インターナショナル・サーキットで開催されるセパン公式テストになる。本格的にドゥカティとしてのマルケスを始動させることになるため、シーズンオフ中に回復に努めていく。

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