「チームファーストで動いた」ルーキーイヤー以来のベストイレブン入りの武藤嘉紀、来季はアジア王者も目指す「地に足つけて1つ1つ」

2度目のベストイレブンに選ばれた武藤嘉紀[写真:©超ワールドサッカー]

ヴィッセル神戸のFW武藤嘉紀が、ベストイレブンの受賞を喜んだ。

5日、「2023Jリーグアウォーズ」が開催。2023シーズンの明治安田生命J1リーグの表彰式が行われた。

神戸がクラブ史上初となるJ1制覇を達成したシーズン。武藤は全34試合に出場し、33試合で先発。チーム2位の10ゴールを記録して大きく優勝に貢献した。

得点王に輝き、最優秀選手(MVP)も受賞したFW大迫勇也と織りなす攻撃は、どのクラブにとっても脅威となった中、武藤は自身2度目となるベストイレブンに選出された。

前回の受賞は、プロ入り1年目の2014年。33試合で13得点を記録しベストイレブンに名を連ねた。その後、ヨーロッパでもプレーしていたこともあり、今回が2度目の受賞に。当時を振り返り、今シーズンは大きく変わったと語った。

「2014年当時は、とにかく頑張ってサッカーをしてたら結果が自ずと着いてきたという形で、チームのため云々よりも、とにかく活躍したいという一心でやっていました」

「今になって思うと、今年は1年間全員がチームのために戦ったと思いますし、チームファーストで動いたから、ヴィッセル神戸としての初優勝があったんだなと思います」

チームを考えた結果、良い結果を残し、タイトルも獲得できた武藤。来シーズンは連覇に加え、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でクラブ悲願のアジアチャンピオンを目指すこととなる。

「素晴らしいシーズンを過ごしましたけど、来年はまた別のものになってくると思うので、とにかく僕らがやってきたことをしっかり再確認して、地に足つけてみんなで1つ1つやっていって、また来年も素晴らしい景色が見れるようにやっていきたいです」

大迫と共に脅威となった今季の武藤。来季はどんなプレーを見せてくれるだろうか。

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