子どもたちのサンタになりませんか? 大田原で「聖夜」ウオーク 貧困撲滅訴えるチャリティーイベント開催

県北クリスマスウォークナイトのチラシ

 【大田原】とちぎボランティアネットワーク(Vネット)県北支部(住吉町2丁目)は16日、市中心部で子どもの貧困撲滅を訴えるチャリティーイベント「第3回県北クリスマスウォークナイト」を開く。新型コロナウイルスの局面が変わっても物価高騰が続き、経済的に厳しい家庭はなお多い。サンタクロースなどの服装で歩く催しを日中から夕方にかけて行い「聖夜ムード」を演出。参加者を募集中だ。

 Vネット県北支部によると、運営するフードバンク県北から食品提供を受けたのは、今年4月に40家庭。5月のコロナの「5類移行」後も横ばいが続き、9月には58家庭、10月に50家庭となった。支部の安井将太(やすいしょうた)さん(38)は「新たに利用する家庭も絶えず、状況の厳しさは増している」と話す。

スマイルハウスの子ども食堂の様子

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