「カビ毒」検出の岩手県産小麦、北上の給食でも 体調不良なし

 全農岩手県本部が製粉会社に販売した2022年産の県産ナンブコムギから基準値を超える「カビ毒」が検出された問題で、北上市は5日、市内の幼稚園や小中学校の給食で計3回、この小麦が使用されていたと公表した。体調不良などは確認されていない。

 市教委によると、11月30日に食材の納入業者から連絡があった。調査したところ、6月27日、9月8日、11月1日に提供されたひっつみ汁に、小麦から製造された冷凍すいとんが使われていた。

 1人が食べた量は少量とみられ、市教委は5日付で保護者に文書で説明した。

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