佐世保法人会青年部会 「全国青年の集い」最優秀 市長に報告

宮島市長(中央)に最優秀賞の受賞を報告する佐世保法人会青年部会のメンバー=佐世保市役所

 全国法人会総連合主催の「全国青年の集い 山形大会」の租税教育活動プレゼンテーションで最優秀賞に輝いた佐世保法人会(吉澤俊介会長)青年部会のメンバーらが11月30日、佐世保市役所を訪れ、宮島大典市長に受賞を報告した。
 同集いは毎年開催される全国大会で、今年は11月9、10日に開かれた。同青年部会は長崎、福岡、佐賀3県の代表として、租税教育の活動を発表。全国440の法人会から選考された11ブロックの代表の頂点に立った。
 タイトルは「新たな租税教室への挑戦!~地域がつながる 未来へつながる~」。青年部会が長崎国際大国際観光学科で教職課程を学ぶ学生に税知識を伝え、その学生が九州文化学園中、聖和女子学院中で租税教室を実施。昨年初めから新たに取り組んだ独自の租税教室の事例を紹介した。
 学生たちは、かるた、すごろくなどのゲームを活用して授業を実施。楽しく分かりやすい学習で税の仕組みなどを伝えた。
 青年部会長の池田晃寿さん(49)は「子どもたちと年齢が近い大学生と連携し、地域と世代をつなぐイメージ。集いで発表し、佐世保のPRにもなった。今後も継続していきたい」と話した。
 宮島市長は「素晴らしい内容。何のために税金があるのか。子どもたちが社会性を身に付けていくことが大切」と述べた。
 また30日、法人会は「税制改正に関する提言」を市に提出した。

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