コッパ・イタリア準々決勝進出のラツィオ指揮官が批判に反論「3連勝でも『危機に陥っている』と言われる」

批判へのいら立ちを見せるマウリツィオ・サッリ監督[写真:Getty Images]

ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が、チームへの批判に対して反論した。『フットボール・イタリア』が伝えている。

5日、ラツィオはコッパ・イタリア・ベスト16でジェノアと対戦。日本代表MF鎌田大地も先発した試合は、開始早々にMFマテオ・ゲンドゥージのゴールで先制すると、その後は一進一退の攻防を続けながら後半へ。エンドが変わっても拮抗した展開は変わらず、いくつかチャンスを作りながらも追加点は生まれなかったが、最後までリードを守り1-0で勝利した。

コッパ・イタリア準々決勝に駒を進めることになったサッリ監督は、イタリア『メディアセット』にてここ最近チームに向けられている批判に反論。また、決勝弾のゲンドゥージを称えつつ、低調なパフォーマンスに終始したFWフェリペ・アンデルソンにも言及している。

「私は改めてカリアリの試合をもう一度見たが、良いパフォーマンスだったと思う。唯一間違っていたのは、もっと早く試合を終わらせなかったことだけだ。順位表を見るだけで人々はカリアリを簡単な相手だと思うようだが、彼らは直近6試合でユベントスに負けただけだった」

「このクラブに来て3年になるが、我々は常に危機に陥っているようだ。3試合連続で勝っていても、まだ『危機に陥っている』と言われるのだからね。今夜の我々はボールの動かし方が少し速く、またしても試合を終わらせられなかった」

「(先制点のゲンドゥージは)素晴らしいエネルギーと個性を持った若者だ。彼は挑戦することが大好きであり、試合に身を投じている。今は絶好調であり、彼がフィールド上で見せるそのエネルギーは、プレミアリーグにいるときから私に感銘を与えていた」

「フェリペ・アンデルソンはキャリアの中で一貫した成績を残したことはない。彼はチームに素晴らしいポジティブな面とネガティブな面をもたらすが、今はネガティブな瞬間の1つだろう。我々は流れが変わるのを待つ必要がある。彼はとても繊細な人間で、人間関係や周囲の批判に影響されるのだ。私は契約関連が問題になっているのではと心から疑っている」

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