「大谷翔平の争奪戦はドジャースとブルージェイズが有力」と米記者

日本時間12月6日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「MLBネットワーク」の番組に出演し、「大谷翔平の争奪戦はドジャースとブルージェイズがトップ2だと思う」との見解を示した。地元紙「トロント・サン」のロブ・ロングリー記者はブルージェイズが大谷獲得のために全力を尽くしていることを報じており、本命のドジャースをブルージェイズが猛追する構図となっている。一方、大谷争奪戦からの撤退報道が出たカブスは、ジェッド・ホイヤー編成本部長が「どこから来た情報なのかわからない」と語り、報道を否定した。

MLB公式サイトは「大谷は今週のウィンター・ミーティングの期間中に移籍先を決めない可能性が高くなっているが、今後数週間のうちに契約を結ぶとみられている」とリポート。大谷はジャイアンツ、ブルージェイズ、ドジャースの本拠地や球団施設を訪問して契約交渉を行ったとみられており、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ブルージェイズやドジャースに対して「ポジティブな感情」を持っているという。

ドジャースとブルージェイズの「トップ2」のほかに大谷争奪戦に加わっているとみられるのは、ジャイアンツ、エンゼルス、カブスの3チーム。このうち、カブスに関しては米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者などが「高額契約に難色を示し、大谷争奪戦から撤退したとみられる」と報じたが、ホイヤー編成本部長は「どこから来た情報なのかわからない。現時点では(新しく)報告することは何もない」と語り、撤退報道を否定した。

一部ではエンゼルス残留説も根強く残っており、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が「大谷と会った」と明言したことを除けば、ハッキリとした情報はほとんどなく、有名記者たちの報道も推測や噂の域を出ないのが実情だ。大谷は何を基準に移籍先を選ぼうとしているのか。勝利が優先なのか。制限なく二刀流をやれることが優先なのか。それともほかに優先すべき事項があるのか。結局のところは大谷が決断を下すまでわからないのだろう。

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