清水警察署交通課長を逮捕 元交際相手に「命が続く限り、所定の行動をとる」100件以上脅迫メール送付やストーカー行為か=静岡県警

30代の女性に脅迫する内容のメールを送ったほか、ストーカー行為をした疑いで、静岡県警清水警察署の交通課長が逮捕されました。現役警察官が逮捕されたのは2023年に入って5人目となります。

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脅迫とストーカー行為規制法違反の疑いで逮捕されたのは、静岡県警清水警察署の交通課長を務める警部の男(53)です。

交通課長は2023年7月中旬ごろから9月下旬ころまでの間に、元交際相手で静岡県内在住の30代の女性に対し、「命が続く限り、所定の行動をとる」などといった内容の100件以上のメッセージを連続して送信したほか、ストーカー行為をした疑いが持たれています。

警察は、交通課長の認否について捜査上の都合から明らかにしないとしながらも、「逮捕には納得できない」と供述しているということです。

事件は、女性からの相談で発覚し、警察は9月27日に交通課長に対して、ストーカー規制法に基づく禁止命令を出していました。禁止命令を受けた後も、交通課長は通常通り勤務していたということです。

静岡県警の現役警察官が逮捕されるのは、2023年では5人目となり、直近10年間では過去最多となりました。

現職交通課長の逮捕に、静岡県警の日吉知洋警務部長は「幹部職員がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾であり、被害者と県民のみなさまには深くお詫び申し上げます。事実関係を調査の上、厳正に対処してまいります」とコメントしています。

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