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広島県は6日の県議会委員会で、国の重要文化財に指定される最大級の被爆建物「旧広島陸軍被服支廠倉庫施設」(広島市)全4棟のうち、1号棟を平和学習拠点とする将来的な活用イメージを示した。具体案として被爆資料の展示室や収蔵庫、講話会場などを挙げた。2~4号棟は図書館など地域住民が使う文化芸術拠点や、ホテルなど宿泊・観光拠点としての活用を検討する。
国や広島市との協議で取りまとめた。建物の耐震化が必要なため、県は11月の重要文化財指定の答申を受け、国の補助金を使った工事に向け調整している。
被服支廠は太平洋戦争末期まで軍服などを製造、保管していた。爆心地から約2.7キロにある。