防災に役立つ製品やサービスの見本市が、名古屋で開かれています。
この「中部ライフガードTEC2023」には、約60の企業や団体が出展しています。
今回は「避難所生活」がテーマで、アルファ米などを使った備蓄用食品や、震度7の揺れを体験できる起震車も展示。
三重県の企業が開発した金庫は、避難所のカギなどを保管するためのもので、地震を感知すると自動でロックが解除され、誰でも中のカギを取り出せます。
また、避難所でのプライバシーを守るこんなものも…
(畑中大樹記者)
「避難所に設置する段ボールハウスです。大人2人で15分ほどで設置でき、複数のものを組み合わせて広いスペースを確保することもできます」
この「インスタントハウス」は、名古屋工業大学の教授が開発したもので、屋外用のものは2月のトルコ・シリア地震の被災地にも設置されました。
これらの展示のほか、会場では防災の専門家による講演会も開かれています。
(名古屋大学 福和伸夫名誉教授)
「みんな南海トラフ地震の問題を軽く考えている。国家として維持できなくなるような事態になる恐れがあると思っていた方がいい」
中部ライフガードTEC2023は、名古屋市港区のポートメッセなごやで12月7日まで開かれています。