静岡県裾野市に住む60代の男性のもとに、大手通信事業者「docomo」をかたる差出人から「グループ当選、当選金3,300万円、手続き申請してください」と書かれたメールが届き、合計約1,900万円をだまし取られる詐欺事件がありました。
警察によりますと、4月9日、裾野市に住む無職の60代男性の携帯電話に、大手通信会社「docomo」が差出人と表示されているメールが届きました。メールには「グループ当選、当選金3,300万円、手続き申請してください」と書かれていて、URLが記載されていました。
男性が、URLにアクセスしたところ、住所、氏名、メールアドレスなどを入力するフォームが表示され、入力したところ、申請費用として現金を振り込むよう指示するメールやLINEが届くようになりました。
男性は、4月9日ごろから11月16日までの約7カ月の間、66回にわたり指定された金融機関の口座に振り込み、計約1,900万円をだまし取られたということです。申請費用を振り込んでも、当選金が振り込まれないことから、警察に相談し、事件が明らかになりました。
差出人には、「docomo」と表示されていましたが、メールアドレスには、「docomo」の文字はなかったということです。警察は、「大手通信事業者をかたり、当選金の申請費用として現金を振り込むように指示するのは詐欺!」と注意を呼び掛けています。
