歌い踊ることを心から愛するヒロイン・花岡鈴子が、やがて戦後を明るく照らすスター歌手・福来スズ子となるまでを描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。第49回(12月7日放送)では、戦死した弟・六郎への思いを胸に、スズ子が合同コンサートのステージに立つ。
新しい楽曲『大空の弟』を歌うスズ子(趣里)(C)NHK
羽鳥(草彅剛)が企画した合同コンサートは、ブルースの女王・茨田りつ子(菊地凛子)とスウィングの女王・福来スズ子(趣里)の共演が評判を呼び、客席は満員。スズ子の父・梅吉(柳葉敏郎)も、スズ子の弟・六郎(黒崎煌代)が好きだったカメを連れて客席にいた。
いよいよコンサートは開演となり、りつ子の渾身のスピーチ、そして『雨のブルース』が響き渡る。そして迎えたスズ子の出番。六郎を思うスズ子のために羽鳥が描き下ろした楽曲『大空の弟』をたずさえ、スズ子はステージへと歩みを進めて・・・。
本作は、戦後「ブギの女王」として一世を風靡した歌手・笠置シヅ子さんをモデルに、歌の才能を開花させて上京したヒロインが、昭和を代表するスター歌手として激動の時代を生き抜いていく物語。