原爆資料館の長い列…混雑解消対策として「ネット予約」と「分散展示」を検討 広島

原爆資料館に入館するための待ち時間が長くなっていることから、広島市は、ネット予約や、別の施設への分散展示を検討していることがわかりました。

原爆資料館には、G7広島サミットなどの影響で修学旅行生や海外旅行客が増えたことから入館者が激増。平日でも入館を待つ人の列が絶えず、見学を諦める人も少なくありませんでした。

関係者によりますと広島市は、混雑解消のため、
▽開館時間を前後に1時間ずつ延長し、その時間帯の入館者をネット予約のみとすること、
また、特に混雑する8月には、
▽平和公園内にある国立追悼平和祈念館に、一部の資料を分散展示することも検討しているということです。

このほか、チケット販売をスムーズにするために、事前のオンライン決済で入館できるようにすることを、早ければ今年度中に実施する方向で調整しているということです。

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