清水警察署の交通課長を逮捕 元交際相手の女性に脅迫するメッセージを送った疑い 調べに対し「逮捕には納得できない」と話す 静岡県警

静岡県警清水警察署の交通課長が、元交際相手の女性に脅迫するメッセージを複数回送信したとして、逮捕されました。静岡県警の警察官の逮捕は今年5人目で、過去10年で最多です。

脅迫とストーカー規制法違反の疑いで逮捕されたのは、清水警察署交通課課長の男(53)です。

男は7月中旬から9月下旬の間、30代の女性に対し「命の続く限り所定の行動を取る」などと、脅迫するような内容のメッセージを、複数回送った疑いが持たれています。

警察によりますと、男と女性は7月中旬まで交際していて、9月11日に女性から県内の警察署に「ストーカー被害を受けている」と相談があり、事件が発覚しました。

男は女性に百数十件のメッセージを送り付けていて、9月27日に県警本部長名で緊急禁止命令を出されていました。

命令を受けた後も通常の勤務を続けていて、県警は「仕事ぶりに問題はなかった」としています。

警察の調べに対し、男は「逮捕には納得できない」と話しているということです。

今年に入って静岡県警の警察官が逮捕されるのは5人目で、過去10年で最多です。

鈴木光弘首席監察官は「組織を挙げて再発防止に取り組んでいるさなか、幹部職員が逮捕され、県民に深くお詫び申し上げる。厳粛に受け止めたい」とコメントしています。

© 静岡朝日テレビ