ルール5ドラフト開催 メジャーリーグ・フェイズで10選手が指名

テネシー州ナッシュビルで行われているウィンター・ミーティングの実質的な最終日となった日本時間12月7日、ルール5ドラフトが開催され、メジャーリーグ・フェイズでは10選手が指名を受けた。全体1位の指名権を持っていたアスレチックスは、今季ヤンキース傘下のマイナーAAA級でプレーしていた25歳の右腕、ミッチ・スペンスを指名。なお、ルール5ドラフトはマイナーリーガーの飼い殺しを防止するための制度であり、メジャーリーグ規約の第5条に規定されていることからそのように呼ばれている。

ルール5ドラフトでは今季の勝率が低かったチームから順に指名をしていく。ルール5ドラフトで指名するためにはロースターの40人枠に空きがある必要があり、40人枠がフルに埋まっているチームには指名権がない。他球団から選手を指名したチームは、移籍金10万ドルと引き換えにその選手を獲得するが、その選手は1年を通してアクティブ・ロースターに登録される必要があり(故障者リストへの登録は可)、アクティブ・ロースターから外れる場合は5万ドルと引き換えに元所属チームへ返却しなければならない。

ルール5ドラフトの対象となるのは、各チームのロースターの40人枠に登録されていない選手のうち、18歳以下で契約して5シーズン以上が経過した選手、または19歳以上で契約して4シーズン以上が経過した選手である。近年のルール5ドラフトではマーク・キャナ(タイガース)、アンソニー・サンタンデール(オリオールズ)、ギャレット・ウィットロック(レッドソックス)らが指名され、メジャーでプレーするチャンスを得た。

今年のルール5ドラフトのメジャーリーグ・フェイズで指名された10選手は以下の通り。

1 アスレチックス ミッチ・スペンス投手(ヤンキース)
2 ロイヤルズ マット・サウアー投手(ヤンキース)
3 ロッキーズ アンソニー・モリーナ投手(レイズ)
4 ホワイトソックス シェーン・ドローハン投手(レッドソックス)
5 ナショナルズ ナシム・ヌニェス遊撃手(マーリンズ)
6 カージナルス ライアン・フェルナンデス投手(レッドソックス)
7 メッツ ジャスティン・スレイテン投手(レンジャーズ)※
8 ガーディアンズ デイビソン・デロスサントス三塁手(ダイヤモンドバックス)
9 パドレス スティーブン・コレック投手(マリナーズ)
10 レンジャーズ カーソン・コールマン投手(ヤンキース)

※メッツが指名したスレイテンはラアン・アモンズとのトレードでレッドソックスへ移籍。

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