「カビ毒」検出の岩手県産小麦、一関の給食でも 健康被害なし

 全農岩手県本部が製粉会社に販売した2022年産の県産ナンブコムギから基準値を超える「カビ毒」が検出された問題で、一関市は6日、市内の小中学校、支援学校の給食で計3回、この小麦が使用されていたと発表した。健康被害は確認されていない。

 市教委によると、食材購入先の県学校給食会の調査で判明した。11月9日のせんべい汁のせんべい、同10、24日に提供したはっと汁の冷凍すいとんの原料として使われていた。

 給食は西部、千厩の2センターで調理され、市内の小学校6校、中学校(支援学校中学部1校含む)5校に計3590食が提供された。該当する2センターの在庫に、小麦を使用した製品はなかった。

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