「1大学2校案は合意書の範囲外」と浜松医科大の今野学長 「期成同盟会」で合意実現求める=浜松市

静岡大学と浜松医科大学の統合・再編をめぐり、再編の早期実現を目指す「期成同盟会」の会合が12月6日開かれ、静岡大学の日詰学長が提案する「1大学2校案」について、浜松医科大の今野弘之学長は「合意書の範囲外」であるとの見解を示しました。

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6日、浜松市内で開かれた「期成同盟会」では、静岡大学と浜松医科大学から現状についての説明が行われました。

両大学の統合・再編問題をめぐっては、静岡大学の日詰一幸学長が当初の合意案を覆し、1つの大学に2つの分校を置く「1大学2校」案を静岡大学の正式な再編案としてまとめる方針を示し、協議が膠着状態となっています。

<浜松医科大学 今野弘之学長>
「『1大学2校』案は、当然合意書の範囲外の提案であるとの認識であります」

浜松医科大学の今野学長はこのように述べ、静岡大学側に合意書の内容を守るよう求める姿勢を示しました。

一方、静岡大学の日詰学長は6日は姿を現さず、代理で浜松キャンパスの部局長が説明を行いました。

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