静岡大学と浜松医科大学の再編問題 静大の学長不在で「説明会」がスタート 早期実現を目指す「期成同盟会」が会合

静岡大学と浜松医科大学の統合・再編をめぐり、再編の早期実現を目指す「期成同盟会」は12月6日、会合を開きました。両大学の学長に対して状況説明を求めていましたが、静岡大学の日詰学長は姿を見せませんでした。

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<坂口将也記者>
「浜松市や地元経済界が主導する期成同盟会。4年前に両大学が合意した2大学への再編を進めたい考えで、午後6時から会合が開かれますが、最も出席して欲しかった日詰学長の姿はありません」

静岡大学と浜松医科大学の統合・再編問題をめぐっては4年前、2つの法人を統合し、静岡地区と浜松地区に新しい大学をつくる「1法人2大学」案で合意を結びました。

しかし、静岡大学の日詰学長は2023年10月、1つの大学に2つの分校を置く「1大学2校」案を浜松キャンパス側などから反対意見がある中でも静大の正式な再編案として承認されたとしていました。

一方、浜松医科大は、静大側に合意書の内容を守るよう求めています。

こうした状況を受け、浜松市や地元経済界が主導する「期成同盟会」は両大学の学長を招き、現状について説明を求める方針でしたが、静大の日詰学長は学内で説明が続いていることなどを理由に会合を欠席しました。

6日の会合には日詰学長に代わり、静岡大学・浜松キャンパスの部局長に学内の現状について説明するよう求めています。

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