田園 蒸気のベール 7日は二十四節気「大雪」

解けた雪の水蒸気がかすみのようにたなびく田園地帯=6日午後、蓬田村広瀬

 7日は二十四節気の一つ「大雪」。暦の上で本格的な冬が訪れる頃とされる。前日の6日、県内は高気圧に覆われ、最高気温が23観測地点中21カ所で10度を超えた。青森市や上磯地区などでは田園地帯の雪が解け、上った水蒸気がかすみのようにたなびいた。

 青森地方気象台によると、各地の最高気温は弘前と深浦、東通村小田野沢13.5度、八戸とむつ市脇野沢10.8度、青森10.5度など。全域で平年値より3.8~8.6度高く、11月上旬~中旬並みの暖かさだった。

 一方、7日は、低気圧や前線に向け暖かく湿った空気が流れ込む影響で、大気の状態が非常に不安定となる。

 気象台は同日朝から夕方にかけ、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょう、急な強い雨への注意を呼びかけている。

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