気温の変動大きい 北日本の日本海側は2週目(12/16~22)大雪の可能性も 気象庁1か月予報

 

  気象庁は7日(木)、向こう1か月(12/9~1/8)の天候の見通しを発表した。北日本は2週目(12/16~22)は気温がかなり低く、日本海側を中心に降雪量がかなり多くなる可能性がある。

  東・西日本と沖縄・奄美は 1週目(12/9~15)は気温がかなり高いが、2週目(12/16~22)は平年並みか低い見込みで、気温の変動が大きくなりそうだ。

 全国的に低気圧や前線、冬型の気圧配置の影響を受けやすい影響で、向こう1か月の降水量は、東日本の太平洋側や西日本で平年より多くなる見込み。そのぶん日照時間は、東・西日本の太平洋側で少なくなりそうだ。

■高温に関する情報

 東海、西日本、奄美は今後10日間程度、沖縄は今後2週間は寒気の影響が弱く、暖気が流れ込む日もあるため気温が高くなる見込み。特に、13日(水)ごろからの5日間ほどは、かなり高くなる可能性がある。このため気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。一方、17日(日)ごろからは冬型の気圧配置が強まるため、気温が平年並みか低くなる見込み。来週~再来週にかけては、気温の変動が大きくなりそうだ。

■低温と大雪に関する情報

 北日本の気温は、10日(日)ごろまでは寒気の影響を受けにくいため、かなり高い日があるが、その後は寒気が流れ込みやすいため平年並みか低く、17日(日)ごろからの5日間ほどはかなり低くなる可能性がある。また、同時期に日本海側を中心に、降雪量がかなり多くなる可能性もある。
 このため、気象庁は北日本に「低温に関する早期天候情報」、日本海側に「大雪に関する早期天候情報」を発表し、気温の変動や農作物の管理、水道管の凍結に注意するとともに、除雪などの対応の準備も進めるよう呼びかけている。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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