かまいたちの美人元マネ 明かした“英語力ゼロで海外移住”の過酷な現実「内見すらさせてもらえない」

オーストラリア移住した樺澤氏(本人Instagramより)

吉本興業の元社員で、お笑いコンビのとろサーモンや、かまいたちを担当する“美人マネージャー”として話題になった樺澤まどか氏(29)。8月をもって同社を退社し、現在はオーストラリア移住に挑戦している。

そんな樺澤氏が、移住後3本目となるYouTube動画「【焦燥】英語力ゼロで海外移住したアラサー女のはじめての家探し・前編」を12月6日に公開。海外移住の厳しさを明かした。

オーストラリアでシェアハウスを探しているという樺澤氏は渡豪8日目で、初めて内見をすることに。樺澤氏の部屋探しの条件は(1)英語を話す住人がいること、(2)ビーチから近い事、(3)バス停から近い事の3つ。語学学校のコロンビア人の友達の紹介で内見することになった今回の物件は、(2)と(3)の条件はクリアしていたという。さらに、家賃は週260オーストラリアドル(約2万5000円)で、相場よりも安かった。しかしーー。

「一緒に住む方が英語を喋れなくて、ずっとスペイン語で話されてて、私もカタコトの英語でしゃべるけどそれも伝わらなくて。ひたすら二人でGoogle翻訳でしゃべっているっていう感じで……。すごいいい方だし、会話ができたら楽しいんだろうなって感じなんですけど、シェアハウスしたい目的が英語を使いたいというところなので、その第一目的が果たせなそうなので、素敵なおうちだし素敵な方だったのですがまた別の家を探そうと思います」

■WEBサイトで内見依頼を送っても、ほとんど返事が来ない現実

次に樺澤氏はFlatmateというウェブサイトを利用してシェアハウスを探すことに。気に入った部屋があったらメッセージで内見を申し込むが、競争率が高く返信はほとんどこないという。20件メッセージを送り、1件だけ返信があった部屋に内見にいくことに。

部屋もきれいなうえ、ビーチとバス停に近く条件としては完璧。樺澤氏は事前に質問事項を英文にしてまとめるなど準備も万端だ。

内見先では、家主が明るく迎えてくれ、英語を勉強中で上手に喋れないことを伝えると、「心配しなくていいよ」とゆっくり話してくれたという。家賃は週330オーストリアドル(約3万2000円)だった。ここに住みたいと思った樺澤氏だが家主からは「ほかにもインスぺ(内見)来る人いるから、その人たち全員にあった後に連絡するね」といわれたという。樺澤氏には今回の内見で気づいたことが。

「家主もインスペ(内見)に来てもらって、実際に住みたいって言ってる人に会って、どういう人なのかを見てるという。この人が合うなと思った人と住むって最終的に決めるっていうことで。私たちも選ばれてる立場なんだなってことを知りましたね」

また、家主からも外出時間や、仕事内容、学校に行く時間などを聞かれたという。自分から家主への質問は準備をしていったが、家主から自身への質問は想定しておらず、うまく話すことができなかったと後悔した様子だった。

■「今日中に連絡くれたらおさえるから」と連絡も……

翌日、別の部屋のオーナーから連絡があり、新たな物件を見に行くことに。そこでは、「もしあなたがこの部屋を気に入ったらぜひ住んでほしいから、今日中に連絡くれたらおさえるから」といわれたという。

「2軒目の結果が来てから、返事をしようかなという感じでいます。どちらにせよ、どっちかには決まりそうな状況になったので一安心ですね」と安堵を見せた樺澤氏。しかし、当日夕方にその3軒目のオーナーから部屋が埋まってしまったと連絡が。

さらにその直後、2軒目のオーナーからも別の人に決めたとのメッセージが。樺澤氏はショックでヤケ酒をしながら”また振り出しに戻ってしまった。今泊まってるホステル安くないし早く決めたい! でもメッセージ送ってもほとんど返ってこないし……”と不安に襲われていたようだ。

だが、またしても急展開が。その翌日、2軒目のオーナーから、決めた人にキャンセルが出たと連絡が。すぐに住みたいと連絡し、前払金などの手続きを行った。オーナーからも「僕と一緒に英語の勉強ができるよ」と温かいメッセージをもらい、喜んでいたという。

しかしこの1週間後、悲劇が。オーナー自体が、アパートの大家から退去を命じられてしまったのだ。家探しが振出しに戻り、樺澤氏はビールも飲めなくなるほど落ち込んだという。

絶望する樺澤氏に対し、視聴者からは《知らない土地に飛び込んでがんばる姿から勇気をもらっています。後編待っています!》《急がず焦らずマイペースに頑張ってください! 応援してます!!》《ここまでひとりでできるって凄いことよ》と応援の声が相次いでいる。

部屋探しについては後編の動画をアップする予定だというが、果たして家が決まるのかーー。

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