福井県内初、第1子から保育料を完全無償化 勝山市、18歳以下への新たな給付制度も検討

福井県の勝山市役所

 福井県の勝山市は12月6日、第1子の保育料を2024年9月から独自に完全無償化する方針を明らかにした。県や市によると、第1子の無償化は県内で初めて。0~18歳を対象にした新たな給付制度の導入も検討する。

 同日の市議会定例会で安岡孝一議員(新風会・公明)の一般質問に対し、理事者が答えた。

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 市の保育料は現在、0~2歳児の第3子と、3~5歳児は完全無償化され、0~2歳児の第1子は住民税非課税世帯のみ、第2子は世帯収入640万円未満の世帯のみが無償となっている。県が来年9月に0~2歳児の第2子の保育料を無償化するのに合わせ、子育て支援を市独自に拡充する。

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