イスラエル、ガザ南部で激戦 「ハマス幹部、地下潜伏」

イスラエル軍が7日に公開したガザ地区とされる場所に展開するイスラエル兵と軍用車両(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍は7日、イスラム組織ハマスが拠点を置くとみるパレスチナ自治区ガザ南部の最大都市ハンユニスで攻勢を強め、ハマス戦闘員を殺害し数十の拠点を破壊したと発表した。イスラエルのネタニヤフ首相は6日、10月の奇襲の首謀者と見なすハマスのガザ地区責任者シンワール氏のハンユニスにある自宅を包囲したとして「見つけるのは時間の問題だ」と述べた。軍報道官は「地上にはいない。地下に潜っている」と説明した。

 国連のグテレス事務総長は6日、ガザ情勢を「国際平和と安全の維持への脅威」として安全保障理事会に注意喚起し、人道停戦を求めるよう安保理に要請した。

© 一般社団法人共同通信社