【シンガポール】10月失業率1.9%、4カ月ぶりに改善[経済]

シンガポール人材開発省が7日に発表した2023年10月末時点の失業率(外国人を含む全体、季節調整済み)は1.9%となり、9月末から0.1ポイント低下した。7月末から3カ月連続で2.0%となっていたが、4カ月ぶりに改善した。

10月末時点の国民の失業率は2.9%、国民と永住権(PR)保持者を合わせると2.7%だった。いずれも9月末から0.1ポイント下がった。

国民と永住権保持者の10月末時点の失業者数は計6万5,500人となり、9月末時点の6万7,900人を下回った。うち国民が5万8,300人で約9割を占めた。

人材開発省は20年4月以来、従来の四半期ベースに加えて単月ベースの失業率を発表している。単月ベースの失業率は、新型コロナウイルス禍の影響で20年後半から21年前半にかけて3%台まで悪化。22年は2%台で推移した後、23年前半は1%台が続いていた。

© 株式会社NNA