栃木県内の畳店で、年越し準備のため請け負う障子や畳などの張り替え作業が繁忙期に入っている。
宇都宮市材木町にある大正期創業の「松本」は、県内のホームセンターや住宅メーカーが受注した作業を請け負うほか、宿泊施設や個人の注文も受ける。今月は障子、畳、ふすま、網戸の計1260枚の作業を行う見込み。
7日は従業員7人が作業に大忙しとなった。障子30枚の張り替えをした3人は、古い障子紙を剥がし、木枠を布などで拭き取り、新しい紙を張る作業を分担して手際よく進めた。
今井(いまい)キヨ副社長(72)は「明るくなった部屋で気持ちよく新年を迎えられるよう、心を込めて仕上げたい」と話した。