睡眠中の養女の胸を触った40代男に有罪判決 苦悩抱え母親に打ち明けた被害者 那覇地裁「心身への影響計り知れない」

 沖縄県内の自宅で7月、睡眠中だった当時18歳未満の養女の胸を触るわいせつな行為をしたとして、不同意わいせつの罪に問われた40代の男の判決公判が7日、那覇地裁であった。加藤貴裁判官は懲役2年、保護観察付き執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 加藤裁判官は、被害者が苦悩を抱えつつ被告の妻である母親に打ち明けたとし「今後心身にもたらす影響は計り知れない」と指摘。離婚に応じないなど「一連の言動や自身の存在が被害者やその近親者に及ぼす影響への思慮を欠いている」と述べた。改善には第三者の関与が不可欠だと判断し、保護観察付きとした。

(資料写真)那覇地裁

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