ラグビーリーグワンのディビジョン2へ昇格! 九州電力キューデンヴォルテクスの魅力に迫る

FBS福岡放送は、ラグビーリーグワンで九州唯一のチームである九州電力キューデンヴォルテクス(九州KV)の魅力に迫る特別番組を制作。 12月16日に「ブラザーフッド ~九州電力キューデンヴォルテクス開幕応援SP~」(午前10:30、九州ブロックネット。TOSのみ午後3:00)を放送する。出演はパラシュート部隊、九州KVの山田章仁選手。

2021年6月に一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンとして発足した同リーグは、22年1月に開幕。九州KVはディビジョン3から昇格して、今季はディビジョン2で戦う。6チームが総当たりするディビジョン2は「ホスト&ビジター形式」で10試合のリーグ戦を行い、上位下位3チームずつによる決定戦で最終順位を決める。

前身のトップリーグは、企業スポーツとして運営されていたが、リーグワンでは「ホスト&ビジター形式」が参入の条件となっており、地域に根づいたファンの開拓と拡大が基本に。また、段階的にプロ化へ移行することで競技力の向上を目指している。

九州KVは「兄弟愛・兄弟の絆」を意味する「ブラザーフッド」が合言葉のチーム。九州電力の社員選手とプロ契約選手が混在するが、その垣根はなく「助け合い、たたえ合い精神」によるチームの一体感が特徴だ。

注目の選手は、今季から新加入するスタンドオフのトム・テイラー選手。“オールブラックス”の通称で知られる元ニュージーランド代表で、司令塔としてのゲームメークやキックの精度が光る。そして、ウイングの磯田泰成選手は快速のトライゲッターだ。帝京大学出身で、元日本代表の流大選手とチームメートだった。九州電力の社員選手で、平日は朝から同社の仕事をこなし、夕方から練習に参加する忙しい日々を送っている。

「ブラザーフッド ~九州電力キューデンヴォルテクス開幕応援SP~」では、新チームの始動からリーグワン開幕戦までの道のりに密着。その中で、スローガン「ブラザーフッド」へ込めた思いに迫る。

FBSスポーツ部・大島和成プロデューサーは「平日は仕事に練習。週末は試合だけでなくラグビー教室など普及活動も。間違いなく疲労困憊(こんぱい)、満身創痍(そうい)のはずなのに、ヴォルテクスの選手たちの表情はいつも明るい。そんなラグビーを愛する漢(おとこ)たちの姿、そしてチームの一体感『ブラザーフッド』をお届けします。高校時代にラグビー部だったパラシュート部隊・斉藤優さんは、現在ヴォルテクスのスペシャルサポーターです。チームの密着取材VTRを見ながら、ラグビーの魅力を伝えていただきます」と語る。

九州KVは、特番1週間前の12月9日に開幕戦でレッドハリケーンズ大阪と対決。福岡市・東平尾公園博多の森陸上競技場で行われるその試合を、FBSでは当日深夜0:55から録画中継する。解説はラグビージャーナリスト・村上晃一氏。

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