宇都宮市議会・質問戦初日 新産業団地の分譲や「totra」を小学生に配布

 宇都宮市議会12月定例会の質問戦が12月7日から始まり、佐藤栄一市長は新たな産業団地を2030年代前半に分譲を開始したい考えを明らかにしました。自由民主党議員会の黒子英明議員の質問に対し、佐藤市長が明らかにしたものです。

 佐藤栄一市長は「今年度(2023年度)中に優先候補地を選定する予定で、新年度には優先候補地の地権者の意向確認を実施し、2030年代前半の分譲開始を目指す」と述べました。

 このほか新年度(2024年度)から新たに「魅力創造部」を設けることも明らかになりました。宇都宮市として12年ぶりの新しい部で、スポーツや文化、観光をはじめとした市の多様な資源を結集しながら魅力を向上させる取り組みを進めていくということです。

 スポーツツーリズムなどの取り組みを強化するとともに、市民がスポーツや文化に触れる機会をつくり移住定住の促進にも一層力を入れる方針です。

 一方、佐藤市長はLRT・ライトラインや路線バスに使用でき、これまで市内の中学生と高校生に配布した交通系ICカード「totra」を小学生にも配布する考えを示しました。小学生は半額となるため「小児用totra」が配布されます。

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