JAL機内食を彩るヘラルボニー 紙帯手がけた作家招き試食会

機内食の試食会で交流するヘラルボニー契約作家と客室乗務員ら=7日、羽田空港

 【東京支社】障害がある作家のアート作品を扱うヘラルボニー(盛岡市)と日本航空(JAL)は7日、羽田空港の関連施設にアート作家と家族を招き、機内食の試食会を開いた。障害者週間(3~9日)に合わせた企画で、共生社会の実現へ思いを共有した。

 両社は10月、多様な価値観に触れる機会を増やそうと業務提携した。取り組みの一環として、機内食スリーブ(紙帯)にヘラルボニー契約作家のデザインを起用するなどしている。

 この日、社員訓練などに利用される施設を訪れた作家は4人。手がけたデザインの機内食が配られ「きれい」「とてもうれしい」と満足そうな表情を浮かべた。機内の雰囲気を体験しながら、客室乗務員と交流した。

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