愛知の町長、机2回蹴り飛ばす 東郷町、行政文書に記載

 職員に対するパワハラ・セクハラ発言が問題となっている愛知県東郷町の井俣憲治町長(57)が2021年11月、職員の前で「机を2回蹴り飛ばした」と行政文書に記載されていることが8日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、文書は農業振興整備計画について担当課の職員2人が町長室で説明した際のやりとりを記録したもので、町長が説明に納得せず、机を蹴り飛ばしたと記載。「パワハラ行為とみなされても仕方のない行為であったため、人事秘書課長へ申し立てた」とも書かれている。

 また、文書を作成した職員は職場の苦情相談窓口に報告したが、改善措置は取られなかったという。

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