「元気でいてね」願い込め 京都・木津川で園児が干支大書

園児たちが大筆を使って書き上げた来年の干支「辰」(木津川市木津川台・認定こども園「藍咲学園」)

 京都府木津川市木津川台の認定こども園「藍咲学園」の園児たちが、和紙に来年の干支(えと)「辰(たつ)」を大筆を使って元気いっぱいに書き上げた。近隣の高齢者施設に届けようと、「来年も元気でいてね」と思いを込めて仕上げていた。

 5歳児40人が参加した。2人一組になって縦横3メートルの和紙に、長さ1.2メートルの大筆で1画ずつ書いた。

 書道教室を運営している「彩墨会」(奈良県生駒市)の社員ら8人がサポートした。中川彩河代表(46)は「子どもたちが楽しみながら体験して書に触れ、書道文化が広がっていってほしい」と話した。

 園児たちが書いた4枚の「辰」は、和紙を貼り付けて作った張り子と一緒に今月中に高齢者施設に届ける。

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