盛岡三高、文芸部誌部門で全国最優秀賞 高校文芸コンクール

文芸部誌部門で最優秀賞と文部科学大臣賞に輝いた盛岡三高文芸部

 第38回全国高校文芸コンクール(全国高校文化連盟など主催)の文芸部誌部門で、盛岡三文芸部(小野光璃(ひかり)部長、部員17人)の「黎(れい)」第23号が最優秀賞と文部科学大臣賞に輝いた。同部の受賞は3年ぶり5度目。最優秀賞に次ぐ優秀賞には県内から延べ9人1団体が選ばれた。

 「黎」第23号(B5判、410ページ)は「糸」がテーマ。先輩が代々受け継いできた部誌の歴史をひもとき、自分たちらしさを模索する様子を表現した。特集では短歌や小説の技術を上げるために取り組んだ三つの企画を収録し、118点の頂点に立った。文部科学大臣賞は最優秀賞の中でも特に優れた作品に与えられる。

 コンクールは7部門に計2万2957点の応募があり、このうち都道府県などの選考を通過した8909点が審査対象となった。表彰式は16日に東京都で行われる。

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