東証、午前終値3万2305円 円高進行、一時500円超安

東京証券取引所

 8日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落した。前日終値からの下げ幅は一時500円を超え、取引時間中として約1カ月ぶりの安値水準となった。外国為替市場で円高ドル安が急速に進み、輸出関連企業の業績を押し下げるとの懸念から売り注文が膨らんだ。

 午前終値は前日終値比552円98銭安の3万2305円33銭。東証株価指数(TOPIX)は32.82ポイント安の2327.09。

 7日の植田和男日銀総裁の国会での発言を受け、大規模な金融緩和策が修正されるとの観測が広がり円高が進んだ。8日の株式市場では、円安の恩恵を受ける自動車や機械株の下落が目立った。

© 一般社団法人共同通信社