ホンダがリコール113万台…対象車種一覧 NBOXやフィット、2023年12月8日国交省発表

低圧燃料ポンプの不適合カ所(出典元:国土交通省HP)

 ホンダは12月8日、燃料ポンプの部品に問題がありエンストの恐れがあるとして「N―BOX」「フィット」「ステップワゴン」など25車種、計113万8046台(2017年6月~20年9月生産)のリコールを国土交通省に届け出た。ポンプは自動車部品大手デンソー製で、20年3月以降、トヨタやホンダなどからリコールが相次いでいる。

 対象車種は「N-BOX」 「N-BOX Custom」「フィット」「FREED」 「VEZEL」 「ステップワゴン」 「SHUTTLE」「N-VAN」 「オデッセイ」「N-WGN」 「N-WGN CUSTOM」「N-ONE」 「GRACE」 「JADE」 「シビック」 「アコード」 「CR-V」 「S660」 「LEGEND」 「CLARITY」 など。

 国交省によると、ポンプ内部の羽根車が変形して燃料が送れなくなり、走行中にエンストを起こす恐れがある。不具合の申告が394件あった。ホンダの米国法人も8日、同様の不具合で「NSX」204台(18年1月~20年9月生産)のリコールを届け出た。不具合の申告が28件あった。

 デンソー製燃料ポンプが原因のリコールは20年3月以降で今回を含め、8社が計19回届け出ており、計約382万7千台に達した。またホンダは8日、ブレーキの強さを制御する装置に不具合があるとして「フィット」など14車種計52万5568台(18年7月~22年3月生産)を無償で回収、修理する改善対策を届け出た。不具合の申告が12件あった。

 燃料ポンプが原因のリコールの対象車種、車体番号の範囲、製作期間は以下の通り。

ホンダのリコール対象車種や型式一覧

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