4季ぶりに営業を再開する福井県南越前町の今庄365スキー場で12月4日、安全祈願祭が営まれた。新型コロナウイルスの影響や昨年夏の大雨被害で休業していたが、今季はエリアを縮小して23日から営業する。
岩倉光弘町長ら関係者33人が出席した。神職がゲレンデに向かっておはらいをし、出席者が玉串をささげた。岩倉町長は「3年間休業していたので4季ぶりに営業再開できてうれしく思う」とあいさつした。
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今季は、4基のリフトのうち、第1ペアリフトのみを運行。初級者向けのファミリーゲレンデ(750メートル)や中級者向けのストレートコース(690メートル)、上級者向けのスラロームコース(710メートル)を開放する。人工降雪機は使わない計画。スキー場内の温泉施設「今庄365温泉やすらぎ」は、10月下旬から営業を再開している。
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今庄365スキー場は2020、21年度、新型コロナの影響で営業せず、22年度は大雨被害により周辺の町道や排水施設が損傷し営業を見送った。復旧工事が今年9月に完了し、営業再開に向け準備が進められてきた。現在は、町公共施設管理公社が管理運営している。