京都府・滋賀県で12月10日に黄砂飛来か 視程5キロ未満も、交通障害など注意

気象庁

 京都、彦根の両地方気象台は8日、京都府と滋賀県で10日に黄砂の飛来が予想されるとして、洗濯物への付着や視界不良による交通障害に注意を呼びかけた。京都市で12月に黄砂が観測されれば13年ぶりとなる。

 気象台によると、中国北部の低気圧に伴う強い風が黄砂を巻き上げ、偏西風で運ばれるという。京滋には10日未明から飛来する可能性があり、水平方向で見通しの効く距離「視程」が10キロ未満、場所によっては5キロ未満となる見込み。

 黄砂は4~5月に飛来することが多い。京都市で12月に黄砂を観測したのは2010年12月3日だった。

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