ミスマガ出身・天野きき 19歳誕生日に念願のファースト写真集 インタビューで憧れの先輩告白

ミスマガジン2021「ミス週刊少年マガジン」を受賞した天野きき(18)が来年1月11日、19歳の誕生日にファースト写真集「フロントメモリー」(講談社)を発売する。持ち味の〝グラビア愛〟が結実した記念碑的な一冊。憧れを抱くグラドル仲間、今後の展望について、話を聞いた。

ミスマガジンというグラビア界トップクラスの勲章を手にして2年半。初写真集への感慨もひとしおだ。コンテストへの応募を機にグラビア愛に目覚めたことでも知られる天野。現在の憧れについては「好きなグラドルさんは沢山いて難しいですが、尊敬してるという面で言えば、菊地姫奈さんと、頓知気さきなさんかなと思います」と切り出した。

トップグラドルの地位を築き、女優としても活動の幅を広げる菊地姫奈。自身の世界観を確立し、ファンとの関係を深めつつある頓知気さきな。ともにグラビアの範疇に収まらない広がりが特徴といえるだろう。

「菊地姫奈さんは何度か撮影を通してお会いさせていただいてますが、存在自体の圧倒的なオーラに常に魅了されます!グラビアにおける表現力も、グラマーな胸とおしりも素敵だし、しっかりとあるくびれも好きです。また私が特に憧れる点が、グラビアだけでも相当活躍されているのに、お芝居の仕事も多くやられているところです。ドラマ『最高の生徒』を見ていましたが、ティーン世代も多く見る地上波ドラマへの出演をメインキャストで果たしていて、私もこうなりたい!と強く思いました」

菊地に続いて、頓知気さきなにも憧れの言葉を紡いだ。

「頓知気さきなさんは、私の将来的に目指すグラビア像に一番近い活動の仕方をされていると思います。グラビアってたくさん種類があると思いますが、例えば自然で素に近いもの、セクシーで大人っぽいもの、あざとく可愛らしいアイドルもの、おしゃかわでファッション雑誌にも載ってそうなもの、そのどれもが私は大好きですが『グラビアとは芸術であり老若男女楽しめるもの!』というのをもっと多くの人に伝えたいとグラビアを好きになってからずっと思っていたので、若いファンの子も多い頓知気さんはそういう意味で私の憧れかもしれません。性別も世代も関係なく、グラビアが広く受け入れられる世の中に変えたいです!」

二人への尊敬の念を次々に言葉にした天野。二人の活躍からは大いに刺激を受け、自身の活動にも生かしている。

「菊地さんの活躍を見て、いろんなところで『お芝居とグラビアを両立して頑張りたい』と口にするようにしています!あとは今まで通り、出演したい監督の映画は欠かさず観るとか…。でもまずは口にすることが大切かなと思っています(笑)。皆さんに喜んでもらえるお知らせができるよう、今できることを頑張っています!」として上で、もう一方から受けた影響も説明した。「頓知気さんのSNSが好きでよく見ています!私はティーン世代のファンの子があんまりいないんですが、SNSの影響力ってとても大切だなって思って。特にTikTokが苦手なんですが、最近は投稿を頑張るようになりました!そしたら数字がだんだん伸びてきて、やっと楽しいと思いながら続けられるようになりました!継続できるように頑張ります!」と意気込んだ。

グラドル仲間を注目するからこそ見えた、自分自身の魅力は何なのだろう。天野は少し恥ずかしそうに説明した。

「グラビアを好きな方の間では、私を知っている方もいると思うんですが、まだまだ世間的な知名度は全然ないなって実感することばかりです。SNSやグラビア以外のメディアにも進出しなきゃ。と思ってます!『ミスマガ2021の元気印』と言っていただいたように、元気なイメージを持ってくださる方が多いのかな〜と思いますが、確かに元気だと思うのでこの個性は大切にしたいなって(笑)。でも、私を長く応援してくださってるファンの方は知っていると思いますが、実はとてもネガティブで、プライベートでは友達を作るのはあまり得意じゃありません。だから最近グラビアでも憂鬱そうな、陰のある表情を求めていただけることが多くなったかもしれません。『大人っぽくなったね』ともよく言っていただきます。でも元気で明るい私が作り物とか猫を被っているとかそういうことでは全然なくて、ファンの方を前にすると自然に笑顔になれるからどちらも本当の私なんです。それに元気なだけじゃつまんないかな〜とも思うから、明るい中でもたまに陰があってもいいと思うし、そんな自分にしか出せない個性も大切にしたいと思ってます!」

冷静かつ、情熱的に自身の立ち位置を説明した天野。来年にかけて、進むべき方向性も具体的にイメージしている。

「今年はとにかくやりたいことを口にして種をまくということを意識したので、来年もそれは継続しつつも、少しずつ花を咲かせられるような1年に出来たらと思ってます。あとは、ファンの方で会いたいと言ってくれる方がよくいらっしゃるので、会えるイベントを単独で開催できるようになりたいなって思います。応援してくれてる皆さんに恩返しをしていけるような1年にしたいですね!」とキッパリ。将来的な目標については「答えるのが難しいですね…。中学・高校生の時は、お芝居でご飯を食べれるようになる!というのが大きな夢だったんですが、グラビアがお芝居と同じくらい好きになってから、このお仕事でご飯を食べる、ということにいつの間にか変わっていったかなと思います。スカウトされて当時取り柄とか誇れるものが無かった私が、自分によって感動や笑顔を誰かに与えられるような活動をしてみたいという思いで始めたので、その気持ちも忘れたくないなと思います。私が楽しんでいないとファンの皆さんも不安になっちゃうと思う。楽しむことを忘れず、自分の気持ちを大切に、活動を頑張りたいです!」と先を見据えた。

写真集「フロントメモリー」では、「地元でよく一緒にいた女の子が上京してしまうまでの物語」をテーマに、10代のみずみずしくてちょっとセンチメンタルな初々しさが切りとられた。

「ページをめくるごとに物語が進んでいく、ストーリー性のある写真集になっています!田舎で一緒にいた私が上京するまでの思い出をイメージして、撮影チーム一同鹿児島で撮影してきました!皆さんには、私と一緒にいる恋人、もしくは友人のつもりになって見てくれたら楽しんで貰えると思います!素で笑ったり、景色の壮大さに圧倒されたり、ご飯が美味しくて感動したり、私のいろんな感情が写真になって沢山詰まっています。これをみたら、きっと私がどんな人間か分かるような1冊が完成しました。老若男女、沢山の方に愛される1冊になってます!!」

元気いっぱいに答えた天野きき。2024年を飛躍の年にするために、年明け早々好スタートを切ることができそうだ。

(よろず~ニュース編集部)

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