米軍手投げ式「ドローン」行方不明に 重さ約7キロ 強風で演習場敷地外に飛び出しか=静岡・東富士演習場

12月7日午前、静岡県の東富士演習場で、米軍が操縦訓練中だったドローンが行方不明になりました。米軍は防衛省に対し、「強風で東富士演習場外に飛び出した可能性がある」などと伝えているということです。

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防衛省によりますと、7日午前10時頃、東富士演習場で米軍が訓練中、操縦していたドローン「RQ20」の行方が分からなくなりました。7日夕方、防衛省南関東防衛局にアメリカ軍から連絡があったということです。

行方不明になった場所は、静岡県御殿場市の富士平原ゴルフ場付近で、防衛省には8日午後10時半までに、けが人や建物などへの被害の報告はないということです。

防衛省によりますと「RQ20」はカメラを装備した手投げ式のドローンで、全長約1.4メートル、全幅約2.8メートル、重さ約7キロで、防衛省は米軍の訓練目的や機体の使用用途について把握していないということです。

米軍は行方が分からなくなったドローンの捜索を続けているとみられていて、防衛省に対する米軍の説明によると、強風の影響で敷地外に飛び出した可能性もあるということです。

防衛省はアメリカ軍と連絡を取り合い、状況の確認を進めています。

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