新十両欧勝海「2桁勝つ」 津幡町役場で昇進報告

十両昇進を報告する欧勝海(左から2人目)と鳴戸親方(左)=津幡町役場

 大相撲で津幡町出身の欧勝海(おうしょううみ)(本名深沢成矢、鳴戸部屋)は8日、同町役場で矢田富郎町長に十両昇進を報告し、来年1月の初場所に向け「まずは勝ち越し。2桁勝ちたい」と抱負を語った。現在の体重は約140キロで「来場所までに10キロ増やす」と述べ、「増量作戦」を展開していることも明かした。

 欧勝海は師匠の鳴戸親方(元大関琴欧洲)とともに町役場を訪れ、町職員から歓迎を受けた。「津幡の人たちから応援してもらえるよう真っ向勝負の相撲を取りたい」と力を込め、ふるさとの津幡町については「自然が多く治安がいい」と笑顔を見せた。

  ●「大の里は憧れ」

 初場所は、新入幕が確実な大の里とともに津幡町出身の関取が2人となる。大の里からは、LINE(ライン)で「おめでとう」と祝福のメッセージがあったという。欧勝海は大の里について「年が一つ上の先輩で、昔から憧れの存在。追いつけるように頑張る」と話した。矢田町長は「津幡町に明るい話題を提供してほしい」と期待を寄せた。

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