「電池王」寧徳が香港科学園に進出

世界最大の電気自動車バッテリーメーカーである寧徳時代(CATL)は、香港サイエンスパークに国際本部を設置し、香港のグリーンエネルギー開発を共同で推進するため「CATL香港テクノロジーイノベーション研究開発センター」を設立すると発表した。12月7日付香港各紙によると、CATLはテクノロジーエコシステムを強化し、香港の新エネルギーテクノロジー産業、交通、インフラストラクチャーなどをさらに促進する。CATLと香港科技園公司は7日、CATL会長兼ゼネラルマネジャーの曽毓群氏と陳茂波・財政官らを迎え、協力覚書調印式とメディアブリーフィングを開催する。陳長官は今年初めにCATLの幹部らと面会して協力について協議し、最終的にこの業界リーダーを香港に誘致することに成功したとされており、5年以内に香港で500人を雇用し、投資総額は2億ドルに達し、世界をリードする研究開発センターになることを目指している。

CATLは中国の大手電池メーカーであり、現在、A株市場に上場しており、世界で唯一の電気自動車用電池メーカーとして市場シェア 30% 以上を占めており、同社の Web サイトによると世界第 1 位にランクされている。6 年連続で世界の動力電池システムの使用率でトップ。CATLの特許取得済みリン酸鉄リチウム電池技術は電気自動車の生産コストを削減することができ、製品は本土のメーカーだけでなく、米国のテスラモーターズなどにも供給されている。

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