協同組合ハニー加盟で食品スーパー「食彩館」を展開する木村グループ（本社福井県福井市、木村博常社長）は、スーパー敷地内にピザ店を新設し、初の飲食店経営に乗り出す。スーパーとピザ店の相乗効果を狙う。
食彩館やしろ店（同市若杉4丁目）の駐車場の一角に福井県内初進出となるピザチェーン「ナポリの窯」を12月13日にオープンする。フランチャイズ元のストロベリーコーンズ（宮城県）によると、店舗数は全国111店（11月末時点）で、業界4位の規模。
⇒沖縄のハンバーガー店、なぜか福井県に2号店オープン
「少子高齢化でスーパーの市場規模が縮小。ドラッグストアなどの出店もあり、本業だけでの増収は難しい状況」と木村社長。スーパーで販売する飲料や総菜などとの相性が良いピザ店の経営により、新たな収入の柱としたい考え。
店舗はグループのキムラフーズが運営。午前11時から午後10時まで営業する。当面はテイクアウト専用だが、年明けから宅配も行う。「注文してから焼き上がりまでの時間は、買い物にちょうどいい」と木村社長。スーパー併設型の店舗を5年間で4店出店するのが目標で、別会社化も視野に入れる。
