【大分】大分市神崎の高崎山自然動物園で、B群(640匹)の序列1位「ゴロー」が11月12日から姿を現していない。ゴローは5月、同園史上初の雌ザルでトップになった「ヤケイ」に代わりボスに就任した。
園によると11月から来年3月までは恋愛シーズン。雌を追いかけて群れを離れた可能性が高い。群れを行き来して移籍することは多いが、ゴローは突然出て行ったため珍しいケースだという。これまでもボスが一時的に群れを離れることはあった。
今のところB群で大きな変化はなく、取って代わるような行動をするサルはいない。園はゴローが戻ってこなかった場合、新たなトップを認定する方針。2位の「ナンチュウ」を筆頭とする上位陣や、いまだ群れで権力が強いヤケイがトップに返り咲く可能性もあるという。