三陸鉄道、開業40周年へ決意新た ロゴやポスターお披露目

来年4月の開業40周年に向けて決意を新たにする三陸鉄道の社員

 来年4月に開業40周年を迎える宮古市の三陸鉄道(石川義晃社長)は7日、記念イヤーを彩るロゴマークやポスターなどをお披露目した。苦難を乗り越えながら、地域の足として親しまれる「三鉄」。PRセレモニーに臨んだ社員は、トリコロールカラーの車両を背に決意を新たにした。

 セレモニーは同市宮町の三鉄車両基地駐車場で行い、車両ステッカーやのぼり、ヘッドマークも公開した。社員らは「ありがとう!」「これからも走り続けます」などの言葉が入る横断幕やポスターを持ち、記念写真に納まった。

 ロゴマークは旅客営業課の田中千理さん(22)がデザインした。三陸の海や山、朝日と車両が描かれ、東日本大震災の復興支援などへの感謝も込めた。ポスターの写真は運転士の成瀬賢紘さん(24)が撮影。横断幕は有人駅、ポスターは県庁や県内の道の駅などに掲示する。

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