広島労働局が発表した10月の県内の有効求人倍率は、前の月と同じ水準となりました。
広島労働局によりますと、10月の県内の有効求人倍率は1.53倍で、前の月と同じ水準となり、全国で7位でした。
有効求職者数は約4万4千人で6か月ぶりに減少。これに対し、有効求人数は約6万8千人で2か月ぶりに減少しました。
新規求人数を産業別でみると、11業種のうち運輸・郵便など4業種が前年同月より増えた一方、建設や卸売・小売など7業種が減少しました。
10月の基調判断について広島労働局は、前の月の判断を維持したとしています。
広島労働局 釜石英雄局長
「県内では求人が求職を上回って推移しており、一部に持ち直しの動きもみられるが、物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要があると、9月の判断を維持した」