気分は『西部警察』? 商品化目指し市が企画…参加者大興奮の爆破体験ツアー 担当者「将来はふるさと納税でも」 静岡・裾野市

ど迫力のカーアクションに大興奮!

参加者「キャー! すごい、すごい」
市長「あああー、ぐぅう~」
参加者:「怖かったです。すごい、すごいですね」

特撮映画のワンシーンのように見えますが、実はカースタントと爆破体験のモニターツアーです。企画したのは裾野市。これにはある狙いが…

将来は『ふるさと納税』にも

裾野市情報発信課 加本青波さん:「この爆破ツーリズムというものを旅行商品化していき、最終的には裾野市のふるさと納税として登録するのが目標です」

富士山麓の広大な自然や首都圏からのアクセスの良さから、近年ロケ地としての人気が高まっている裾野市。その数は年々増加していて、昨年度は35件と過去最多にのぼりました。

村田市長「1回だけでなく継続的な経済効果」

静岡・裾野市 村田悠市長:「ロケチームが来て、1回経済効果を生むのではなくて、ロケをしたこの地にまた来ていただいたり、何回か巡礼してもらったりする。継続的に経済効果が生める街として、他の街と差別化を図っていきたい」

爆破ロケを、観光の起爆剤に。会場の「オールラウンドV裾野」は日本を代表するカースタントチーム、「高橋レーシング」が運営する屋外スタジオ。数多くの映画やテレビのアクションシーンが撮影され、“爆破の聖地”とも呼ばれています。

参加者:「カースタントが好きで、こういうイベントがあると知って応募した」

参加者:「こういう施設があるのは知っていたんですけど、なかなか中がどうなっているのか分からなくて、ちょっと興味がありました」

旅行会社の社員も参加

今回のモニターツアーの参加者は30人ほど。半数は抽選で選ばれた一般の方、残りは市が招待した旅行会社です。

時之栖ツアーズ 髙島英樹シニアマネージャー:「自分が実際に体験をして、どんなものなのか味わってみたいというのが狙いですよね」

爆破ロケを組み込んだツアー商品の開発を見据えての参加です。
イベントのメーンは迫力満点のカーアクション。参加者はシートベルトにヘルメットを装着し、しっかりと安全対策。

参加者:「楽しみでしかありません」

まずは、後方急発進からのドリフト。

そして、目の前で爆発!

「うわー、怖い」
「スゲー!」

先ほどの髙島さんも、実際に体験します。

時之栖ツアーズ 髙島英樹シニアマネージャー
「うわー 真っ白!」
「ぶつかるー」

そして、「爆破の聖地」ならではの演出が…。

名作ドラマ「西部警察」でもおなじみ、ナパーム弾を使った大爆破シーンです。まるで映画の世界に入りこんだような体験に参加者は…。

参加者:「爆発の音がすごかったです」
参加者:「ドラマとかでよく爆発のシーンとか見るんですけど、体験出来てよかったです」
参加者:「県外からでも来ますね。絶対みんな車好きな人は経験したいと思うので、いいと思います」

「時の栖ツアーズ」の髙島さんは…。

時之栖ツアーズ 髙島英樹シニアマネージャー:「これはなかなかない体験ですよ。十分商品としてツアーに組み込めますので、ぜひやりたいですよね。例えば、午前中(爆破)体験して、裾野市の料理を食べていただく、そんな感じでしょうね」

今後ツアー商品の具体的な検討を進めていくそうです。

裾野市情報発信課 加本青波さん:「皆さん楽しんでいただけたというのもありますし、今回旅行事業者を重点的に(ツアーを)やったので感触はよかったと思います。裾野市に来ていただいて、市内のお店を回っていただいて、市を活性化させていって、経済効果を生んでいきたい」

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