ビッグセーブ連発、PK戦でも大活躍の川崎F守護神チョン・ソンリョンは集中しすぎて 「少しクラっとしていた」

優勝に大きく貢献したチョン・ソンリョン[写真:©超ワールドサッカー]

川崎フロンターレの元韓国代表GKチョン・ソンリョンが優勝の瞬間を振り返った。

9日、第103回天皇杯決勝の柏レイソル戦に臨んだ川崎フロンターレ。チョン・ソンリョンと柏GK松本健太の両守護神によるファインセーブもあり、延長戦、さらにはPK戦までもつれた末、8-7でPK戦を制した川崎Fがタイトルを獲得した。

チョン・ソンリョンは数々のセーブでチームを救っただけでなく、PK戦で10人目のキッカーを務め、見事成功。試合後、過去にPKを決めたことがあったか問われると、オチも交えてKリーグ時代の思い出を語った。

「覚えてないですけどKリーグであったかもしれない。その時、僕はフィールドで出たんです。公式戦で。PKまでいったんですけど、止められたんです。そのシュートを止めた選手は病院に行きました(笑)」

自らPKを成功させると、今度は相手の10人目のキッカーGK松本のシュートもストップ。川崎Fに優勝の瞬間をもたらした直後に控えGK上福元直人と抱き合ったシーンも振り返った。

「僕が(シュートを)止めてあっちの方に走っていこうと思ったら、カミ選手がすごい勢いで入ってきたので、一緒に抱き合って。良かったと思っています」

優勝決定後にはうずくまっていた時間も。スポンサーのアピールも交えつつ、集中しすぎていたためだと明かしている。

「延長までいって本当に集中していて。延長後半も集中しすぎて少しクラっとしていた感じで。ちょっと水が足りなかったかなと思って。スポンサーのサントリーの水をいっぱい飲んで勝ちました(笑)」

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