ロシア、米二重国籍の男性拘束 ソ連戦勝の象徴リボン「侮辱」

2017年5月、対独戦勝記念日のパレードで、ソ連の戦勝を象徴する「ゲオルギーのリボン」を身に着け行進する女性たち=ロシア・ウラジオストク(共同)

 ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで8日、第2次大戦でのソ連の勝利を象徴する「ゲオルギーのリボン」を侮辱したとして米ロ二重国籍の男性ユーリー・マリョフ氏が当局に拘束された。サンクトペテルブルクの裁判所が9日明らかにした。ゲオルギーのリボンはウクライナ侵攻支持のシンボルにもなっている。

 ロシア通信によると、マリョフ氏はサンクトペテルブルク在住。SNSにゲオルギーのリボンを着けた遺体の写真などを投稿した。裁判所は、大戦の記憶をおとしめて「ナチズム復権」を図った罪に当たるとし、来年2月7日まで拘束下に置くことを認めた。

 ゲオルギーのリボンはオレンジと黒の2色。

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