パリ・サンジェルマン(PSG)は9日、リーグ・アン第15節でナントと対戦し2-1で勝利した。
リーグ戦7連勝中の首位PSG(勝ち点33)は、前節のル・アーヴル戦から先発を4人変更。出場停止のGKドンナルンマやデンベレ、ファビアン・ルイスらに代えてリュカ・エルナンデスやマルキーニョス、GKテナスらを先発で起用。3トップはイ・ガンイン、ムバッペ、バルコラという並びとなった。
グーヴェネック新監督の初陣を白星で飾った9位ナント(勝ち点18)に対し、立ち上がりからボールを保持するPSGだが、効果的な崩しを見せられず決定機まで至らない状況が続く。
それでもPSGは41分、ヴィティーニャとのパス交換で左サイドを突破したバルコラがゴールエリア左横まで切り込むと、冷静に右サイドネットへシュートを流し込んだ。
1点リードで前半を終えたPSGだったが、後半立ち上がりの55分にセットプレーから失点を許す。モレの左CKをニアサイドに走り込んだモハメドに頭で合わせられると、これがゴールに吸い込まれた。
その後は互いに選手を入れ替えながら勝ち越しゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。それでもPSGは83分、敵陣右サイドでFKを獲得するとイ・ガンインのクロスをファーサイドのリュカ・エルナンデスがヘディングシュート。これはGKラフォンに弾かれたが、こぼれ球をコロ・ムアニが押し込んだ。
勝ち越したPSGは、85分にもボックス左から侵入したコロ・ムアニの折り返しを受けたアセンシオに決定機が訪れたが、シュートは枠に上に外れた。
結局、試合はそのまま2-1でタイムアップ。コロ・ムアニの決勝弾でリーグ戦8連勝を飾ったPSGが、チャンピオンズリーグ(CL)最終節のドルトムント戦に向けて大きな弾みを付けている。