高校生が育てたパンジーの苗、地域住民と一緒に植え付け 京都府京丹波町

花壇にパンジーを植える須知高の生徒(右)とら=京丹波町曽根・塩谷古墳公園

 京都府京丹波町豊田の須知高の生徒が同町曽根の道の駅「京丹波味夢の里」にパンジーの苗を届けた。生徒たちは地域住民や道の駅のスタッフと共に植え付け、1株ずつ優しい手つきで作業をした。

 同駅と塩谷古墳群周辺にある花壇は毎年、住民グループ「そねっと」が、春と秋に季節に合った花を植え、手入れをしている。花は同高食品科学科で草花の授業を履修している生徒が育てている。11月28日の作業には3年生4人が参加した。

 生徒や教員、そねっとのメンバーらは、円形の花壇2カ所に紫や黄、ピンクなど7色のパンジー900株を植えた。生徒たちは苗のサイズに合わせて土を掘り、根や花を傷つけないよう移し替えていた。参加した男子生徒(18)は「花植えは地域の人とつながれる良い機会。道の駅を訪れる多くの人の目に留まってほしい」と話した。

 そねっとの岩崎桂子代表(70)は「生徒の皆さんのおかげで続けられている。しっかり手入れしたい」と感謝していた。

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