大谷のドジャース移籍が決定 次の大物は山本か、ベリンジャーか

大谷翔平がドジャースと10年7億ドルで合意し、移籍市場から最大の大物選手が姿を消した。大谷争奪戦の決着を待っていた選手やチームは非常に多く、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「大谷が決断したことによって移籍市場がヒートアップしていくだろう」と今後を展望している。大谷のドジャース移籍によって「移籍ドミノ」の1つ目が倒れ、今後は次々に大物選手の契約やトレードが決まっていくとみられる。フェインサンド記者が「2つ目のドミノ」の候補に挙げるのが山本由伸とコディ・ベリンジャーだ。

メジャー全体の半数近くのチームが興味を示しているとみられる山本の争奪戦は、ニューヨークの2チーム(ヤンキースとメッツ)がリードしているとみられている。しかし、フェインサンド記者は「大谷を逃したブルージェイズが山本に資金を投入する可能性がある」と予想。ブルージェイズは先発5枠のうち、ケビン・ゴーズマン、ホセ・ベリオス、クリス・バシット、菊池雄星ですでに4枠が埋まっているものの、ここに山本を加えることができれば、メジャー全体でトップクラスの強力なローテーションが完成することになる。

一方、「FA市場で大谷に次いで2番目に優秀な打者」との評価を受けているベリンジャーの争奪戦もヒートアップしていくだろう。フアン・ソトを獲得して外野手補強を終えたヤンキースはすでに撤退しているが、大谷を逃したブルージェイズ、ジャイアンツ、カブスなどが中心となって争奪戦をリードしていくことが予想される。特にブルージェイズは左打ちの強打者が不在なうえ、ケビン・キアマイアーのFAによってセンターのポジションも空いており、ベリンジャーが極めてフィットする状況となっている。大谷用の資金を使って山本とベリンジャーのダブル獲得を狙う可能性もありそうだ。

フェインサンド記者は「他にもホルヘ・ソレア、マット・チャップマン、イ・ジョンフ、テオスカー・ヘルナンデス、J・D・マルティネスといった有力なFA野手の市場が動き始めるだろう」と予想。一方、投手市場については「山本が決まるまでは大きく動かないのではないか」との見解を示した。

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